1. 垣内宣子《セザンヌのアトリエ(エクス・アン・プロヴァンス)》

    ごあいさつ

  2. 垣内宣子《バルト海クルーズ》

    略歴

  3. 社会貢献活動

  4. 出版物

垣内が代表を務める「大調和会」の第63回展が東京上野の東京都美術館で開催された(2025年4月26日~5月2日)。

大調和会は、武者小路実篤が《麗子像》で有名な画家・岸田劉生と「新しき村」の美術部員のために創立した美術団体で、その第一回展は犬飼 健、片田徳郎、高村光太郎、田中喜作、椿 貞雄、長与善郎、武者小路実篤、梅原龍三郎、久里四郎、倉田百三、柳 宗悦、河野通勢、佐藤春夫、岸田劉生、志賀直哉、千家元麿といった各界の重鎮たちを監査委員に迎え、昭和2年(1927年)に上野の日本美術協会で開催された。翌年に第二回展が開催されるも劉生が没し、同会は解散となる。 しかし30年の空白の後、改組・大調和展が開催され、この復活展には劉生の娘で《麗子像》のモデルになった岸田麗子も出展している。

本年開催された第63回展において初めて「岸田劉生賞」と「岸田麗子賞」が授与されるようになった。同会ならではの賞といえる「武者小路実篤賞」と「岸田劉生賞」がそろい踏みすることは、大調和会の歴史を伝えるものとして非常に価値があり、垣内はその「岸田劉生賞」の第一回目の受賞者となった。

第一回目の「岸田麗子賞」は大調和会運営委員の畑中博が受賞した。

また、第63回展では劉生の孫で画家の岸田夏子が作品《二人の麗子 – 刻の流れ -》を招待出品した。