1. 垣内宣子《セザンヌのアトリエ(エクス・アン・プロヴァンス)》

    ごあいさつ

  2. 垣内宣子《バルト海クルーズ》

    略歴

  3. 社会貢献活動

  4. 出版物

タリン遠望 No.1 2020~2021年 油彩 130.3×162.0cm(F100)

バルト三国の一つ、エストニアの首都・タリン(文=美術評論家・佃 堅輔)

「タリン」とは、エストニア語で「デンマーク人の城」の意味。これは13世紀にエストニア人の砦がデンマーク王に占領されたからである。《世界遺産「タリン歴史地区」(旧市街地)》は、いかにも北欧らしい静かな雰囲気をたたえている。画家は赤い屋根を持つ家々を近景に、点在する白い塔を中景に小気味よく配置。遠景の地平線との対比を際立たせ、広大な風景を実感させる画面を生んだ。

タリンとは?

バルト三国の一つ、エストニアの首都タリンは、エストニア語で「デンマーク人の城」を意味し、13世紀にエストニア人の砦をデンマーク王が占領したことに由来する。占領時、最初に建設した大聖堂やトームペア城を中心に、上流階級が住んでいた「トームペア」と呼ばれる丘の上にある地区と、下町のローワータウンから成る旧市街地は「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されている。