1. 垣内宣子《セザンヌのアトリエ(エクス・アン・プロヴァンス)》

    ごあいさつ

  2. 垣内宣子《バルト海クルーズ》

    略歴

  3. 社会貢献活動

  4. 出版物

世界最古のソーセージ屋「ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ」(レーゲンスブルク) 水彩 38.0×52.0cm

絵画による時代の証言(文=美術評論家・佃 堅輔)

ドイツ・バイエルン州東部に位置するレーゲンスブルクは、歴史的景観として知られるが、ここに世界最古のソーセージ店がある。古風だが、メルヘン風な店のたたずまいと人々。

レーゲンスブルクとは?

レーゲンスブルクは古代ローマ時代に、ローマ帝国軍の駐屯地カストロ・レギーナ(レーゲン川沿いの要塞)として成立した。以降、交通の要衝として、特に中世は一大交易地として栄えた。ドナウ川の石橋の近くに位置するヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘは、1135~1146年にかけて石橋が建設された際に、工事に従事する労働者のためにソーセージを焼いた世界最古のソーセージ店であるとされている。