1. 垣内宣子《セザンヌのアトリエ(エクス・アン・プロヴァンス)》

    ごあいさつ

  2. 垣内宣子《バルト海クルーズ》

    略歴

  3. 社会貢献活動

  4. 出版物

ストラスブール 2013年 油彩 130.3×162.0cm(F100) 川崎市立西中原中学校 蔵

 

アルザス特有の建築物とワイン街道(文=美術評論家・佃 堅輔)

ランス北東部にあるストラスブール。かつて詩人ゲーテも、この地の大学で学んだ。その文化は、ドイツとフランスの両文化が混ざり合い、担われてきたということが本作に描かれた建造物の様式を見ればわかるだろう。建物の壁に見いだされる幾何学的に修飾された木枠模様は、まさに両文化が混じったアルザス地方独特のものである。画家の視線は、その家々とその間を縫って流れる水ぬるむ運河を捉える。青空を映した水面では、鮮やかな若葉の木々の姿も揺れており、微風にいざなわれたさざ波が、建造物の姿を軟らかくにじませ、ぼかすように揺らめかす。

ストラスブールとは?

ストラスブールはドイツ語で「街道の町」を意味し、古くから交通の要衝として栄えてきた。プチ・フランスは、ストラスブールの古い街並みがもっとも保存されている地区で、コロンバージュと呼ばれるアルザス伝統の木組みの家々が立ち並ぶ。遊覧船でイル川を巡るクルーズ観光では、水上からその街並みが楽しめる。