1. 垣内宣子《セザンヌのアトリエ(エクス・アン・プロヴァンス)》

    ごあいさつ

  2. 垣内宣子《バルト海クルーズ》

    略歴

  3. 社会貢献活動

  4. 出版物

世界遺産「ポン・デュ・ガール(ガール橋)」と巨大なオリーブの木 水彩 38.0×52.0cm

 

さまざまな風景美を見せるフランス南部を描く(文=美術評論家・佃 堅輔)

ガール橋は、西暦50年ごろに建造されたローマ帝国時代の歴史的建造物。当時ローマ帝国植民地だったニームに大量の水を運ぶ重要な役割を果していた。今でも完璧な状態で残っているその高度な建築技術に驚かされる。画家の風景美を求める旅は実に豊かさに満ちている。私たちはその旅から生まれる作品群によって、さまざまな風景に出会う旅へといざなわれる。画家も私たちも共にエトランゼとして、風景と一体になる融合的感応の世界を分かち合うのだ。それが垣内宣子の芸術的世界である。

ガールとは?

ガールのポン・デュ・ガールは1世紀に古代ローマ人によって建設された水道橋。古代の橋としては約49mと世界一の高さを誇り、「ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)」として世界遺産に登録されている。左岸には「フランス革命200年祭」でスペインからプレゼントされた樹齢千年弱の大きなオリーブの木が3本ある。